今回は歯が痛い時の原因と痛みごとの対策についてご紹介します。
歯の痛みは誰もが経験したことがあると思います。
そしてとても辛いですよね。
できればもう二度と経験したくないと思うくらい苦しい痛みです。
しかしなぜ歯は痛くなるのか?知らない人も多いのではないのでしょうか。
歯の痛みの種類、歯が痛くなる原因、そして痛みを取るための対策についてお伝えしていきます。
理由が分からず歯が痛い人必見!歯の痛みのタイプ別、原因と対策7つ
① 歯の痛み方は様々
一言で「歯の痛み」と言っても痛み方の種類は様々です。
イタタタと言いたくなるような「ズキズキ」とした痛みや、「ドーン」と重たい痛み、そして冷たいものや温かいものが「キーン」と歯にしみるような痛みなどがあります。
痛み方が様々あるように、その原因もそれぞれ違います。
それではどんな痛みの時は何が原因なのか詳しくお話をしていきましょう。
② 「ズキズキ」とした痛みの原因
ある日突然「ズキズキ」と歯が痛くなりひどいと夜も眠れない、なんて経験はありませんか?
このような痛みは「虫歯」がある時に起こる場合が多いです。
しかし虫歯ができるとすぐ痛みがでるというワケではありません。
歯は「エナメル質」というダイヤモンドよりも硬いものでできています。
その中に「象牙質」という少し軟らかい質があり、さらにその中に「歯髄」という歯の神経があります。
虫歯は一番外側にあるエナメル質に穴が開くことで始まります。その時点ではまだ痛みを感じることはほとんどありません。
人によっては冷たいものがしみるということはあるかもしれません。虫歯の時の痛み自体は歯の一番内側にある歯髄が感じ取りそれを伝えているのです。
なので冷たいものがしみる時は冷たいものの刺激を歯髄が敏感に感じ取り伝えています。
また「ズキズキ」とした痛みは虫歯が進行していくとその原因となっている虫歯菌が象牙質や歯髄の部分で悪さをしているため起こるのです。
③ 「ズキズキ」とした痛みの対策
では痛くなったらどうしたらいいのでしょうか?
原因となっている虫歯の部分を取り除かないと痛みは治まりません。
仮に痛みが自然と治まったとしても、虫歯は自然に治ることはありませんのでまた痛みが出る可能性はあります。
歯医者さんで虫歯治療をしてもらいましょう。
「ズキズキ」と痛んでからでは虫歯が進行していて治療も大変になります。
黒くなっていたり穴があいていることに気づいたら、または冷たいものがしみると感じたら早めに診てもらいましょう。
そうすることで虫歯が小さいうちに治せますし、「ズキズキ」という痛みをあまり経験しなくてもすみます。
④ 「ドーン」とした痛みの原因
ズキズキとした痛みとは違い、ドーンとした重たい痛みを感じたこともきっとあるでしょう。
多少我慢はできるのだけどスッキリせず、気になるといった感じで苦痛に感じると思います。
この「ドーン」とした痛みの原因は、歯茎に膿みが溜まり腫れている場合がほとんどです。
歯周病が進行していたり、親知らずの周りに汚れが溜まって歯茎が腫れている。
または、虫歯が進行して歯の根の先まで虫歯菌が入り込み、根の先に膿みが溜まっていることが主に考えられます。
自分で歯ぐきを見た時に、できもののようなものができている場合は根の先に膿みが溜まっている言えるでしょう。
⑤ 「ドーン」とした痛みの対策
このような場合にもやはり歯医者さんでの処置が必要です。
歯茎の中の汚れや膿みを取る処置をしたり、場合によっては抗生剤を飲んで炎症を抑えることで治すことができます。
また、なるべく口の中を清潔に保つことが必要ですので、ていねいに歯みがきをしましょう。
歯ブラシが当たって痛い場合はやわらかめの歯ブラシでそっと磨いても構いません。
また、ドーンとした痛みと一緒に起こりがちなのが咬んだ時に「ズキン」とする痛みです。歯ぐきが腫れたことによって歯が浮いてしまい、咬み合わせが強く当たり起こる痛みですので、かみ合わせを調整することや炎症が抑えることで痛みも治まります。
⑥ 冷たいもの・温かいものがしみる、「キーン」とした痛みの原因
しみる症状は実に多くの人が感じたことがあるかもしれません。
しみるという場合は先程お話しした虫歯の時もありますが「知覚過敏」が原因でしみていることもあります。
知覚過敏とは虫歯でなくても冷たいものや温かいものの刺激を敏感に感じ取ってしまう状態のことを言います。
虫歯でなくてもエナメル質が少し弱くなっていたり、細かいヒビが入っていると刺激を神経に伝えやすいため、起こることがあります。
⑦ 冷たいもの・温かいものがしみる、「キーン」とした痛みの対策
ではそういった場合はどう対処すればいいのでしょうか。
まずは知覚過敏用の歯磨き粉を使用するといいでしょう。
1回で効果が出るものではありませんが、徐々に効果が出てしみる症状を和らげることができます。
またエナメル質が弱くなっていることも考えられるため、フッ素の入った歯磨き粉や洗口剤を使用し歯質強化をします。
しかし歯の付け根が大きく削れていると、そういった対策だけでは効果が期待できないことも多いです。
これはかみ合わせの負担が強くかかる犬歯の人に起こりやすいのですが、咬んだ時の負担を軽減するために歯の付け根の部分の歯質が少しずつ削られていきます。
するとエナメル質がなくなり中の神経に近くなるためしみやすくなります。
そういった場合には歯医者さんで削れてしまった部分を樹脂(レジン)で埋めると和らぎます。
自身で対処しても治まらない場合は、我慢せず歯医者さんで診てもらうのが一番です。
まとめ:「歯が痛い時の原因と対策7つ」
いかがでしたか?「歯が痛い時の原因と対策」をテーマにご紹介させていただきました。
最後にもう一度7つの原因と対策について確認してみましょう。
① 歯の痛み方は様々
② 「ズキズキ」とした痛みの原因
③ 「ズキズキ」とした痛みの対策
④ 「ドーン」とした痛みの原因
⑤ 「ドーン」とした痛みの対策
⑥ 冷たいもの・温かいものがしみる、「キーン」とした痛みの原因
⑦ 冷たいもの・温かいものがしみる、「キーン」とした痛みの対策
このように痛み方によって原因や対処法が違います。
歯の痛みは他のことが手につかない程辛いものですのでひどくなる前に早めに対処しましょう。
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