赤ら顔は、見た目が気になって気分も落ち込みがちになってしまい、人と顔を合わせるのもイヤに感じることもあるでしょう。
そんなときは、「メイク」で目立たないようにしてしまいましょう!肌の赤みはメイクで完璧にカバーすることができます。
この記事では、赤ら顔で自信が持てないあなたへ、赤みを消してナチュラルな肌を実現する魔法のメイク術から、メイク後の正しいお手入れまでご紹介します。
赤ら顔のメイクのコツ
まずは赤ら顔を上手にカバーするメイク方法からお伝えしましょう。
とても簡単なので、ぜひ今日から取り入れてみてください。
全体の赤みは「コントロールカラー」で消す
顔全体に赤みがある場合は、下地の代わりに「コントロールカラー」を塗って、赤みを消しましょう。(使いたい下地がある人は、“下地の後”に重ね塗りしてもOKです)。
コントロールカラーとはその名の通り「肌のカラー(色)をコントロール」するためのアイテムで、赤みを消してくれるおすすめの色は「黄色(イエロー)」または「緑色(グリーン)」です。
グリーンのほうが赤みを消す力は強いのですが、その人の赤みの種類によってキレイに消える色は変わるので、まずは自分の肌で試してみましょう。
部分的な赤みは「コンシーラー」で消す
顔のある部分の赤みが強かったり、所々にニキビが点在していたりする場合には、「コンシーラー」が役立ちます。
コンシーラーには、
- シミ
- ニキビ跡
- くすみ
- 赤み
など、さまざまな肌トラブルをカバーする働きがありますが、なかでも「赤み」に特化しているコンシーラーがおすすめです。
このときも、赤みが消えやすい「黄色」または「緑色」のものが良いでしょう。
特に、日本人の赤ら顔のために開発された「アカラカバー」なら、「黄緑色」のコンシーラーで肌の赤みを強力にカバーしてくれます。
コンシーラーは化粧下地、またはコントロールカラーの後、ファンデーションの前に使いましょう。
【お手入れ手順】
化粧下地→(コントロールカラー)→「コンシーラー」→ファンデーション
「ファンデーション」の選び方
コントロールカラーやコンシーラーでベースを整えた後は、ファンデーションで仕上げていきます。
ファンデーションには、
- パウダータイプ
- リキッドタイプ
- クリームタイプ
- スティックタイプ
などがありますが、コントロールカラーやコンシーラーの上から重ねる場合は「パウダータイプ」がおすすめです。
他のタイプは重ね付けすることでよれやすくなり、キレイに仕上げるためにはテクニックが必要になりますが、パウダータイプなら重ね付けしても、簡単にキレイに仕上げることができます。
ファンデーションの色は、ここでも「イエロー系」を選びましょう。
- イエローベージュ
- イエローオークル
「チーク」を思い切って入れてみる
ただでさえ顔の赤みに悩んでいる人は、チークを入れたら真っ赤になり過ぎると敬遠してしまうことも多いようです。
ただそれは誤解で、赤みを消すベースメイクをしっかりした上でチークを濃いめに入れると、逆に肌の赤みがカモフラージュされて目立たなくなります。
ぜひ、怖がらずに思い切ってチークを入れてみてください。チークには、
- クリームチーク(練りチーク)
- パウダーチーク
- リキッドチーク
などの種類がありますが、チーク初心者の人にも使いやすいのは「パウダーチーク」です。
チークに付属しているブラシやパフで、軽く頬をなでるだけで自然な頬の赤みを演出することができます。
また、チークの色は「コーラル」がどんな人にも合いやすく、赤みの強い肌に重ねても自然に仕上がるのでおすすめです。
「アイメイク」をして自信を持とう
「私なんて、どうせ……」「メイクしたって、顔が赤いし……」そんな自分を卑下する思いがあるとしたら、そんな人にこそ「アイメイク」をしっかりしてみることをおすすめします。
「目は口ほどにものを言う」といいますが、アイメイクで目元に自信が持てれば、振る舞いも堂々と変わっていくものです。
また、アイメイクをしっかりしていると人の視線は目元に集中するので、錯覚で肌の赤みが目立ちにくくなるというメリットもあります。
アイシャドウの塗り方がよく分からないという人には、ソフィーナの「ブラシひと塗りシャドウ」がとてもおすすめです。
幅広のブラシにアイシャドウを取ってそのままサッとまぶたに乗せるだけで、キレイなグラデーションができるという、テクニック要らずの画期的なアイシャドウです。
朝のメイクの時短にもなりますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
ブラシひと塗りシャドウ 使い方動画
「化粧直し」に便利なお粉はコレ
朝のメイクが日中崩れてきてしまったときには、プレストタイプのパウダーが便利です。
プレストパウダーの中でも、1,000円のプチプラで購入できるキャンメイク・マシュマロフィニッシュパウダーは、赤みが気になる人にもおすすめです。
また、マシュマロフィニッシュパウダーには、
- マットオークル
- マットベージュオークル
- ライトオークル
の3色がありますが、赤みが消えやすいのは「マットベージュオークル」です。
プレストパウダーながら、しっかりとしたカバー力で赤みをカバーしてくれるので、化粧崩れしてしまった午後にも安心です。
補足:「日焼け止め」を塗ってダメージ予防
メイクをした後はお出かけすることになると思いますが、メイクの前(化粧下地の前)には必ず日焼け止めを塗って紫外線対策をしましょう。
「紫外線」は肌の赤みを増大させてしまうので、年間を通して徹底的に排除する必要があります。夏以外の季節でも、曇りの日でも、雨の日でも、毎日日焼け止めを塗ることを習慣化してください。
今まで日焼け止めを毎日塗っていなかった人は、これを徹底するだけでも赤みが軽減する可能性があるので、少し面倒に感じるかもしれませんが、ぜひ続けてみましょう。
肌の赤みが出ている人は肌が弱い人が多いのですが、その場合は、「紫外線吸収剤不使用(ノンケミカル処方)」の日焼け止めを選んでください。
紫外線をカットする成分には大きく分けて
- 紫外線吸収剤
- 紫外線散乱剤
の2種類があり、前者の「紫外線吸収剤」は肌が弱い人にとっては刺激となることがあります。
毎日使い続けることを考えると、「紫外線吸収剤不使用」と明記されている日焼け止めの方が安心です。
クレンジング・洗顔時の注意事項
一日が終わったら、メイクをクレンジングや洗顔料で落とすわけですが、赤みが気になる肌の人はいくつか注意して欲しい点があります。
肌をこすらないようにする
肌をゴシゴシとこすってしまうと、皮膚が薄くなり、赤みが余計に目立ちやすくなってしまいます。
特に赤ら顔の人の場合、皮膚の下にある毛細血管が透けて見えることが、赤みの大きな原因です。
ゴシゴシこすればこするほど皮膚は薄くなってしまい、毛細血管がより見えるようになってしまうでしょう。
健康な厚みのある肌をキープするためには、クレンジングや洗顔、スキンケア時は「肌は絶対にこすらない」ことを肝に銘じてください。
クレンジング選びは慎重に
顔全体に使うクレンジングにはさまざまな種類がありますが、肌への摩擦度が低いクレンジングは、
- 1位:オイル
- 2位:クリーム
- 3位:ジェル
になります。
拭き取りシートやウォーター、バームタイプは肌への摩擦感が強いのでなるべく避け、こすらなくてもスルスルと軽く伸ばすだけでメイクが溶けていくようなクレンジングを使いましょう。
ちなみに、クレンジングオイルといえば「シュウウエムラ」のものが逸品です。
肌に負担をかけずに、ふっくらと美肌に洗い上げてくれるので、赤みが出やすい薄肌を育てるのに最適と言えます。
シュウウエムラのクレンジングオイルは何種類もありますが、なかでもハイパフォーマンス クレンジング オイル アドバンスト クラシックは、@cosmeで口コミ件数900件以上・★5.4と高支持率を誇るクレンジングです。
またなかなか落とせないアイメイクは、ポイントリムーバーを使って落としてから顔全体をクレンジングするようにすると、肌をこすらずに済みます。
今まで「クレンジングは安物ばかり使ってきた」という人ほど、質の良いクレンジングを使うだけで肌がてきめんに変わります。
肌の赤みに悩んでいて薄肌の自覚がある人は、ぜひワンランク上のクレンジングにチャレンジしてみてください。
スクラブ剤やピーリング剤は使わない
スクラブ入りの洗顔料や肌の角質を除去してくれるピーリング剤は、毛穴の汚れをキレイにして、肌のツルツル感が増すので好きな人も多いでしょう。
しかし、赤ら顔で悩んでいる人にとっては、赤みを助長しかねないので使用はやめるようにしてください。
スクラブ剤やピーリング剤のほかにも、
- 洗顔ブラシ
- はがすタイプの毛穴パック
- 重曹洗顔
- 塩洗顔
- ガーゼ・手ぬぐい洗顔
なども、肌の一番表面にある角質層をはがして、肌を薄くする原因になります。
赤みが気になる人の洗顔は、よく泡立てた洗顔料の泡をそっと転がすようにするだけで十分です。
朝は洗顔料を使わなくてOK
毎日当たり前のように「朝晩2回」洗顔しているかもしれませんが、実は朝は洗顔料を使って洗顔しなくてもOKです。
朝の肌は昨晩塗ったスキンケア化粧品と、寝ている間に分泌された皮脂しか肌に付いていないので、それをぬるま湯で洗い流すだけで十分なのです。
落とすべき汚れが存在しないのに、強い洗浄力のある洗顔料で洗顔してしまうと、「洗い過ぎ」に陥って肌が薄くなりやすくなります。
オイリー肌で皮脂分泌が過剰なケースを除き、朝はぬるま湯でそっとすすぐだけにしてみてください。
お湯の温度は35度以下で、すすぎは十分に行う
熱過ぎるお湯も肌に必要なうるおい成分を洗い流すことになり、肌を薄くする原因になります。
お湯の温度は、体温よりも低い35度以下を目安にしましょう。
また、どんなに肌にやさしいクレンジング料や洗顔料でも、そこには洗浄成分が含まれています。
肌に洗浄成分が残ってしまうと、徐々に肌にダメージを与えて、蓄積すれば薄肌につながってしまいます。
クレンジング料も洗顔料も、一切の洗浄成分を肌に残さないつもりで、入念にすすぎを行いましょう。
化粧水は赤ら顔専門のものに
メイクの前や洗顔後に行うスキンケアは、赤みを消すことを考慮した基礎化粧品を使うと良いでしょう。
赤ら顔は毛細血管が異常に発達していたり、拡張したまま戻らないことが原因なので、毛細血管を収縮させる化粧水を使うと赤みが抑えやすくなります。
なかでも、赤ら顔を専門にケアする化粧水として開発された「白漢 しろ彩」には、「海洋エキス(プランクトンエキス)」を始めとする、毛細血管を収縮に効果がある成分がたっぷり配合されているのでおすすめです。
さまざまなメディアからも紹介されていて、赤ら顔を改善する化粧水のなかでは一番評判も高いので、まだ使ったことがない人はチェックしてみてください。
まとめ
顔の赤みの悩みがあるととても憂うつですが、一時的にでもメイクで隠すことができれば、ずっと気が楽になりますよね。
肌と心は密接につながっているので、気が楽になったことがキッカケで、肌の赤み自体が根本的に改善していくこともあります。
赤ら顔をカバーするメイクがマスターして、つらい悩みを軽減していきましょう!
メイクはやればやるほど上達します。ぜひ楽しみながらチャレンジしてみてくださいね。