自分のO脚にコンプレックスを抱えていませんか?
- O脚じゃなかったら、もっといろいろな服が着られるのに
- O脚が恥ずかしくて生足を見せれない
- でも、私は生まれつきO脚だから……
そんな風に思っているとしたら、まず「O脚は治せる」ということを知ってください。
ほとんどのO脚は、生まれつきではなく後天的なもの。後天的ということは、つまり治せるということです。
この記事では、後天的なO脚をスラッとまっすぐな美脚に変える方法をご紹介します。
O脚とは?
O脚の治し方をお伝えする前に、「O脚とは何か」について簡単にご説明します。
O脚とは、かかとをつけて立ったときに「太もも・膝・ふくらはぎ・内くるぶし」の4点のうち、1つでもついていない状態のことを指します。
脚と脚の間が空いてしまうので、スタイルが悪く見えたり、膝から下が婉曲するため脚が短く見えたりします。
また、骨格がゆがんでいる状態なので、ゆがみによる下半身太りや肩こり、猫背、強い疲労感など、スタイル以外の問題も引き起こしてしまいます。
O脚の治すために一番に知っておきたいのが、「生まれつき脚の骨がゆがんでいるのではない」という重要なポイントです。O脚は「正常な骨格が、日々の間違った体の使い方で、後天的にゆがんでしまった」状態なのです。
O脚の究極の治し方は?
「日々の間違った体の使い方こそO脚の原因」とお伝えしましたが、究極の治し方は「体を使わないこと」になります。
つまり、「寝たきり」で、脚の骨や筋肉に負荷をかけなければ、自然とゆがみは治っていくのです。
でも、まさかそんなことはできませんよね。ですからまずは、「O脚を助長する悪習慣」をやめることから始めましょう。
O脚を治すために「やめる」ことリスト
O脚を治すために、どんな素晴らしい方法を行ったとしても、同時にO脚を悪化させる習慣を続けていたら、O脚は治りません。
まずは、O脚を進行させる癖を一つずつやめていきます。
床に座らない
まずやめたいのは「床に座る」ことです。
O脚は日本人特有の悩みといっても過言ではありません。それは椅子を使わずに畳に座る文化によるところが大きいのです。
O脚を治すためには、できる限り床に座らず、椅子に座るようにしましょう。特に「正座」と「ペタンコ座り」はO脚の原因となります。
どうしても床に座る場合は、脚を揃えて前にまっすぐ伸ばして座りましょう。
脚を組まない
床ではなく椅子に座っていても、脚を組んでしまうとO脚は悪化します。
というのも、脚を組むと骨盤が左右非対称にひねられた状態になってしまうからです。例えば、左脚を上にして脚を組むと、左側の骨盤が左上にひねられた状態でゆがんでしまいます。
骨盤は脚のスタート地点なので、この部分がゆがむと全てがゆがんでしまうので、そうならないためにも、脚は組まずに揃えて座るようにしましょう。
どうしても脚を組む癖が抜けない場合は、椅子の上に乗せるタイプの「骨盤矯正シート」を使ってみるのもおすすめです。骨盤から下が固定されて、脚を組みにくくなります。
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横向きで寝ない
体を左右非対称にしないという意味では、「横向きに寝る」ことも避けてください。
睡眠時間は、1日の3分の1を占めます。例えば、毎日8時間の睡眠時間だったら、1週間で「8時間×7日間=56時間」を横向きにゆがんだ姿勢で過ごすことになります。
もし、毎週1時間の整体に通ったとしても、56時間ゆがんだ姿勢で過ごしていたら、整体の効果も台なしになってしまうでしょう。
寝るときは仰向けで、左右対称を意識した姿勢で眠りましょう。
自転車に乗らない
左右は対象でも、前後が非対称になるのが「自転車」です。自転車に乗ると、骨盤は前方向にゆがんでしまい、O脚の原因の一つになります。
また、自転車選手の脚の筋肉の太ももが極端に発達していますが、自転車は脚全体の筋肉にバランス良く負荷をかけるのではなく、一部分に偏った負荷をかけてしまいます。
これも、骨格のゆがみを引き起こしてしまう要因になるので、できるだけ自転車には乗らないようにし、もし使う場合は長時間移動するのはやめるようにしましょう。
ヒールの高い靴を履かない
自転車と同様に、骨盤をゆがませる原因になるのが「ヒールの高い靴」です。
ヒールのある靴を履いていると、重心がつま先にかかって、前のめりそうになることがあると思います。
ヒールを履いている状態は、前方に向かって負荷がかかっている状態のため、骨盤はその不自然な状態のバランスを取ろうとして、ゆがんでいくのです。
O脚を治すためには、ヒールの高い靴はやめましょう。どうしても履きたい日がある場合はその日のみ履くようにし、毎日連続して履かないように注意します。
ストレスを溜めない
さまざまな悪習慣をやめることで骨格は徐々に本来あるべき姿へと戻っていきますが、このときに意識すべきは「筋肉」の存在です。
骨格が正しい姿に戻ろうとしていても、過去のゆがんだ骨格に合わせて発達した筋肉が邪魔をすることがあるのです。
そこで、骨格の変化に合わせて筋肉も変化させるために、「筋肉を柔らかくする」ストレッチやツボをこの後ご紹介しますが、そのときに気をつけたいことがあります。
それが、「ストレス」です。
ストレスは筋肉を萎縮させ固い状態にしてしまうため、いくら頑張ってストレッチやツボを押しても、その努力を無駄にしてしまう原因になってしまいます。
骨格が自然な位置に戻れるようにするために、意識的に体の力を抜いて心のストレスを排除し、筋肉を柔らかくするように心掛けましょう。
O脚を治すために「やる」ことリスト
O脚を進行させる要因を排除できたら次のステップです。O脚を治すために効果的な方法を取り入れていきましょう。
脚を揃えて立つ
立つときにの脚の向きを確認する習慣を作るだけでも、O脚は大幅に改善していきます。
駅のホームや横断歩道で待っているときなど、立っているときは膝を正面に向け、体の重心を両足で支えるようにしましょう。
さらに立ち姿勢のポイントとしては、膝を少し緩めて立つことです。膝をピンと伸ばした状態だと骨で体重を支えてしまい、骨盤が歪んでしまいます。
また、無意識に片方の脚に体重をかけたり、内股やがに股にならないように注意しましょう。
つま先を正面に向けて歩く
毎日、一歩も歩かないという人はいないと思います。この「歩く」という動作を、O脚改善エクササイズに変えましょう。
方法は簡単で、つま先を真正面に向けて歩くだけ。たったそれだけ?と思うかもしれませんが、O脚の人にとってはこれだけでかなり大変なはずです。
タイルの敷いてある散歩道など、目安となるラインがある場所なら、そのライン上につま先の向きを合わせて歩く練習をすると良いでしょう。
つま先を正面に向けて歩けるようになったら、親指で地面を蹴り、かかとから着地することも意識します。
脚の根元からつま先まで、まっすぐに一直線になっているイメージを持つと、実際に脚がまっすぐに変わっていきます。
もしバランスのとれた歩行がなかなかできない人は、足指パッドを使ってみるとおすすめです。内股にしっかり重心がかかった正しい歩行姿勢が保たれ、O脚対策をサポートしてくれます。
柔軟ストレッチをする
骨格の変化を手助けするために、柔軟ストレッチを取り入れましょう。O脚に効果的なストレッチは「前屈」と「開脚」です。
前屈
前屈は、立っていても座っていてもできるので、毎日の隙間時間を見つけて取り入れます。
例えば、
- トイレに行ったら軽く前屈してから出るようにする
- 寝る前にベッドに入ったら前屈してから横になる
などの習慣にすれば、毎日続けていくことができます。
開脚
開脚は、最初は脚を開いて座るだけでもOKです。
股関節と筋肉を現状よりも柔らかくすることが目的なので、「伸びているな」という実感さえあれば、大きく開くことができなくても問題ありません。無理せずに少しずつ続けていきましょう。
膝引き寄せストレッチ
もう一つ、O脚で固くなっているお尻の筋肉をほぐすストレッチをご紹介します。
椅子に座って右足を両手で抱えて膝を左胸に引きつけます。このとき、お尻が椅子から離れないように気をつけましょう。
この態勢で30秒キープを1セットとし、これを3セット、反対側の脚でも同様に行いましょう。30秒キープが難しい人は、10秒ずつでも構いません。姿勢が崩れやすい人は無理せず、出来る範囲で行ってください。
また、仰向けに寝て膝を同じように引きつける方法も効果がるので、やりやすいほうを行ってみてください。
O脚に効くツボを押す
さらに、ツボ押しを取り入れて、O脚に関わる筋肉をダイレクトにゆるめ、脚をまっすぐ整えていきます。
①承扶(しょうふ)、②殷門(いんもん)、③委陽(いよう)の3つのツボがO脚には効果的です。
①承扶(しょうふ)
承扶は、お尻と太ももの境目の真ん中にあります。立った状態で、両てのひらでお尻を包み込むようにし、中指で左右同時に「5秒×5回」ずつ押してください。
②殷門(いんもん)
殷門は太ももの裏側の真ん中にあります。膝の裏側の真ん中と、太ももの付け根の真ん中を結んだ場所になります。
椅子に腰掛けた状態で、太ももの下に指を入れ、中指で強めに、「5秒×10回」押します。力が入れにくい場合には、椅子と太ももの間にゴルフボールやテニスボールを入れて刺激しましょう。
③委陽(いよう)
膝の裏のやや外側寄りにあります。膝裏の中心から指2本分程度のくぼんだ場所です。親指を使い、やや強めに「20秒」ほど揉みほぐします。
脚の筋トレをする
脚の筋トレをすることはO脚の改善には非常に効果的です。
O脚はふくらはぎの外側の筋肉が発達し、内側の筋肉とのバランスが悪いために引き起こされることもあります。
そこで、脚の内側の筋肉を鍛えて、筋力バランスを整えましょう。自宅で空き時間に簡単に行える筋トレがありるので、ご紹介いたします。
スクワット
スクワットの目的は、普段あまり使うことのない内転筋と内旋筋群の強化です。
内側の筋力を鍛えることで、外側と内側の筋力バランスが整い、O脚が改善していきます。
脚幅を広くして行うと、より内側の筋肉に効くスクワットとなります。
内ももの筋トレ
仰向けに寝っ転がり、太ももの間に柔らかいボールやロール状にまるめたタオル、クッションなどを挟みます。
それらを両足でギューと挟んで状態をキープしてください。このときつま先は外側に向けて行ったり、内側に向けて行ったり交互にしてみてください。
タンパク質を摂る
O脚が改善してくると、骨格が変化していき、同時に筋肉も変わっていきます。まっすぐな脚をしなやかに支えるための「新しい筋肉」がついてくるのです。
そして、筋肉に不可欠なのは「タンパク質」です。
筋トレをしていない通常の人の場合、1日に必要なタンパク質の量は「体重1kgに対し1g」です。一方、筋トレ中の人は「体重1kgに対し2g」が必要となります。
O脚を治している時期には、筋トレ中の人と同じくらいのタンパク質を摂りましょう。例えば、体重50kgの場合、1日に100gのタンパク質を摂ります。
タンパク質豊富な食材は、肉類・魚・大豆・卵などで、100gのタンパク質を摂るためには、牛肉の場合約500gが必要になります。
これだけの量を毎日摂り続けるのは大変ですから、「プロテイン」も上手に利用するといいでしょう。
プロテインにはいろいろな種類がありますが、引き締めながらしなやかな筋肉を付けるためには、大豆からできている「ソイプロテイン」が適しています。
また、筋肉は睡眠中に作られるため、寝る前に飲むのがおすすめです。
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まとめ
O脚の治し方としてどんな方法を選ぶにせよ、基本のベースとして「やめるべきこと」「やるべきこと」があります。
この記事でご紹介したことは、全て今日からできることばかりです。さっそく今から、始めてくださいね。
また、自分ひとりじゃ続かないという人は、整体のプロ(カ・ラ・ダ ファクトリー)に相談してみましょう。
カ・ラ・ダ ファクトリーなら、「カウンセリング」、「バランスチェック」、「施術」、そして「説明&アドバイス」を一環して受けられるので、意志の弱いあなたでもきっと続けられるはずです。



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